広報のイロハ: PRの基本用語30個の紹介

SDGs PR Lodgeメディアでは、広報担当向けに役立つ情報を公開しています。
皆さんが携わる社会に役に立つ事業やサービスを効果的にPRするために、広報の知識や情報を満遍なく取り入れられるようにまとめたSDGs PR Lodgeメディアの記事をぜひご活用ください。

効果的な広報活動に必要な基本用語

今回は広報の基本用語に焦点を当て、初心者からプロまで誰でも役立つ基礎知識をご紹介します。効果的な広報活動を行うためには、PRの基本用語を理解することが重要です。

以下は、広報の基本用語とその意味についての解説です。PRやマーケティングには多数の用語が存在しますが、まずは以下の基本用語を覚えて広報活動に取り入れていきましょう。(クリックすると用語の詳細が見れます。)

企業や組織が自身の情報や価値を広く伝えるために行う活動です。日本広報学会では、「組織や個人が、目的達成や課題解決のために、多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能である。」と定義しています。

企業と利害関係にある対象全般(株主、従業員、顧客、経営者、取引先、金融機関、行政機関、地域社会など)を意味するビジネス用語です。

広報活動において情報を発信する手段や媒体のことを指します。

大規模な視聴・読者数を持つ新聞、雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアのことを指し、基本的には情報は一方通行の媒体です。

広報活動の一環として、メディア(報道関係者)に向けて発信される公式な文書のことを指します。

企業や組織が重要なニュースや情報を一般公表するための文書のことを指します。(プレスリリースとニュースリリースは定義が確定しているわけではないので、厳密にはどちらの意味で使っても間違いではありません。)

プレスリリースよりカジュアルにメディアやステークホルダーに対して自社の最新情報や業界トレンド、知見を共有する文書です。決まりやルールはなく、多様な形式・内容で作成することができます。

主要な報道機関の記者が常駐する拠点で、新聞社やテレビ局、通信社などから派遣された記者で構成され、継続的な情報収集や取材活動を行っています。

広報における「リーク」とは、一斉発表をする前に特定のメディアのみに情報提供し、取材を依頼する手法です。

プレスリリースの送付や関係を築きたいメディアの連絡先を管理するリストで、広報活動に欠かせないツールです。

マスコミから要請を受けて開く情報開示・説明・謝罪などの場のこと。記者発表会とはニュアンスが違うので注意。

企業等が自主的に開催するもの。新商品のお披露目や新人事などニュースとして取り上げてもらうために報道機関に発表すること。

新聞や雑誌、テレビ、ラジオ、SNS、WEBメディアなどから、掲載された記事や静止画を切り抜き、保存することです。広報やPR業務の基本的な業務のひとつで、効果測定や論調分析、報道分析に活用されます。

広報活動によって掲載された記事や映像の価値を示す成果測定の参考値です。同程度の条件で広告を出稿した際の広告費やPV数をもとに算出し、媒体ごとにおおよその露出価値を換算したものです。

企業や事業に関する資料や画像、動画素材などをまとめた情報パッケージで、記者やライターなどに渡すことで、報道する際にやりとりをする手間を省くことができます。

メディアとの関係構築やコミュニケーションの活動のことを指します。継続的なプレスリリースやイベント招待など、メディアへの情報提供などを通じて、企業や組織のポジティブな側面を伝え関係を築きます。

広報担当者が自社の製品やサービスをPRするために、メディアを訪問する活動です。キャラバンでは一方的な売り込みではなく、各メディア毎に需要のある企画やフックを提供することでwin-winの関係を築くことが重要です。

損失を回避もしくは最小限に食い止めるために、予めリスク(危険)を組織的に管理することです。

発生してしまった予期せぬ危機やトラブルに対して、ダメージを最小化したりブランドイメージの回復に対応するための管理手法のことを指します。

企業が持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる内容をまとめた報告書で「CSRレポート」と同義語で扱われることもあります。

環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとった言葉です。持続可能な世界の実現のために、企業の長期的成長に重要な3つの観点です。

企業や団体が顧客やユーザーと良好な関係を構築するために行う行為で、顧客分析をしたDMの送付やPR誌、工場見学など顧客との信頼向上を図るための活動です。

企業のオフィスや工場、研究所などの事業現場を公開し、社員の家族や地域住民、マスコミなどを招待して、企業の様子や業務内容、サービスについての理解を深めてもらったり取材機会を獲得することです。

Key Performance Indicator。目標達成に向けた重要指標と達成度を評価するための指標です。メディア掲載数や口コミ数など自社に合ったKPIを設定することが広報戦略の鍵となります。

Search Engine Optimization。「検索エンジン最適化」を意味し、検索エンジンで特定のWebサイトを上位表示したり、露出を増やしたりして、検索結果からの流入を増大させるための施策です。

顧客のニーズや要求を満たすための戦略的なマネジメント活動のことを指します。マーケティングは製品やサービスの販売促進に焦点を当て、市場調査や広告、プロモーションを通じて顧客を引き寄せます。一方、広報は企業のイメージや関係構築に焦点を置き、メディア、イベント、コミュニケーションを通じてポジティブな情報を発信し、企業とステークホルダーの信頼構築に努めます。

特定の分野や業界で影響力を持つ人物や個人のことを指します。

SNSやブログなどインターネット上でユーザー同士が情報を共有・交流する双方向コミュニケーションが可能なプラットフォームのことを指します。

特定のターゲットオーディエンスに向けて配信される広告のことを指します。ユーザーのデータやオンライン行動履歴を分析し、興味や嗜好に基づいてパーソナライズされた広告を提示します。これにより、ターゲット層により適したメッセージが伝わり、広告の効果が最大化されます。

対話や関与を意味し、ユーザーがコンテンツに対してどれだけ関わり、参加するかを示します。ソーシャルメディアでの「いいね」やコメント、ウェブサイトの滞在時間、クリックなどがエンゲージメントの一例であり、これが増加すると、ユーザーとの強い結びつきやコミュニケーションが生まれ、コンテンツの効果が向上します。

本ページでは、広報・PR業務で登場する基本の30用語をご紹介しました。
これらの用語を理解することで、初心者広報担当が広報活動においてより効果的に活動することができます。

広報PR業界で良く使われる用語を知ることで、スムーズな活動につながりますので、ぜひこの用語集を参考にしてみてくださいね。

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